難易度が高い!?素材別染み抜き
ネクタイ
ネクタイは、手洗いをして染み抜きします。
ただし、手で揉んだりこすったりするのは厳禁です。ぬるま湯に中性洗剤を混ぜ、その中にキレイに折りたたんだネクタイをつけて、泳がせるようなイメージで洗ってください。
それでも染み抜きが難しい場合は、無理せずクリーニングに出しましょう。
着物
着物染みは、種類によっては下手に手を出さないほうが良いものもあります。失敗して広がったり、輪染みにならないようにしましょう。
家庭で出来るものとしては、ビール等の水溶性の染みや、汗、泥はねなどがあります。
ビールの染みの場合は、以下のようにして落とします。
- そっと乾いた布でビールの水分を取り除きましょう。この時強く擦ると、染みを定着させてしますので注意してください。
- 湿った布で染みの部分を両側からはさみ、トントンと叩くようにして染みを落としてください。
- それでも取れない場合は、台所用の中性洗剤を薄めたもので、同じように叩いてみてください。
汗による染みの場合は、以下のようにして落とします。
- 着物を脱いだら染みの部分に霧吹きをかけます。
- それを乾いた布で優しく拭き取ってください。風通しの良いところで乾かしておきましょう。
- 汗に油分やホコリが混じってしまっている場合は黄ばみになってしまうので、専門家に依頼しましょう。
泥はねによる染みの場合は、触らないように注意して、一旦乾かしましょう。完全に乾いた後に払い落とすとキレイに落ちます。
口紅や朱肉、ボールペンなどの染料を含む染みの場合は、自分で染み抜きするのは諦めて、専門家に依頼しましょう。
革製品
革製品の場合、基本的に染みを抜くということはせず、染みの部分に色付けをして修復します。
革製品の染み抜きは、水溶性のものでも困難だからです。専門家に依頼したほうが安全ですが、自分ですることも可能です。40色以上ある市販の補修クリームの中から、合う色を選び、染みの部分に塗り込んでください。だいたい、1つ1,200円くらいで売っています。艶出しなどもセット販売されていることが多いので、染み補修のついでに全体が綺麗にできて、楽しいかもしれませんよ。